睡眠と運動

梅雨の時期にもかかわらず、連日の猛暑が続いています。
夜になっても湿気と暑さが残りスッキリしないため、睡眠不足に悩んでいませんか?
質の良い睡眠は、健康を維持するために欠かせない大切な要素です。
そこで、梅雨時の睡眠不足を改善するために、運動の重要性についてお話ししたいと思います。
 


運動が睡眠の質を改善する効果

 

1. 体温調節

入眠には体温がゆっくりと低下する過程で、深い睡眠(ノンレム睡眠)が促進されます。
そのため運動によって体温を一時的に上昇させることで、その後の体温低下が深い睡眠へと促してくれるのです。
夕食後に軽い運動と入浴により深部体温をあげるとよいでしょう。
 

2. エンドルフィンの分泌

運動はエンドルフィンという神経伝達物質を分泌させます。
エンドルフィンには鎮痛作用や幸福感をもたら効果があるため、ストレスや不安の軽減になり、眠りに就くのが容易になります。
 

3. セロトニンとメラトニンの関係

運動は脳内の神経伝達物質セロトニンを増加させます。
セロトニンは日中の覚醒状態を維持するのに役立ちますが、夜間にはメラトニン(睡眠ホルモン)に変換されます。
メラトニンは体内時計を調整し、眠りに就くのを助けてくれますので日中のセレトニンレベルの増加が入眠には大切です。
また、朝日を浴びることは、セロトニンの分泌を増やしますので、しっかりと朝日を当たることも大切です。
 

4. 筋肉の疲労

運動は身体の筋肉を適度に疲労させます。
この筋肉疲労が、より深い睡眠を必要とする信号として脳に伝わり、深いノンレム睡眠が促進されます。
 
これらの生理学的メカニズムが組み合わさって、運動が睡眠の質を改善する効果をもたらします。
適度な運動を日常生活に取り入れることは、良質な睡眠を維持するために非常に有効です。